Ryohei Suzuki

記事一覧(68)

中台農園 さん

路地裏マルシェでは、続々と新メンバーが加わっています!先週から参加の中台農園では、夏場の枝豆やカブ、ネギなど古くから柏で栽培が行われている野菜に加えて、レタス類など直売所向けの野菜の栽培も行っています。マルシェには、主に飲食店の方々からの要望が多いレタス類を出荷してもらいます。今は玉レタスとサニーレタスが出荷適期となっていますが、今後はロメインレタスやサラダ白菜なども出てきます。サラダ白菜は、その名の通り生食向けの白菜で、レタスと同様に生のままサラダ用に利用できます。今週出荷予定のレタスは、8月に播種して9月に定植したものです。今年は、どの農家も8月の高温と9月の多雨の影響を大きく受けていますが、中台さんのレタスは順調そのものでした。僅かな播種のタイミングのズレなどが、収穫期に大きな影響を及ぼすそうです。直売所向けに、長年この時期にレタスを栽培している中台さんの経験が活かされていると感じました。ご購入頂いた方からも、「日持ちが良くて驚いた」という声を多く頂きました。マルシェの野菜は、どれも鮮度は抜群です。ちなみに、生で食べるイメージの強いレタスですが、刻んでチャーハンにしたり、スープにしたり、ザックリとカットして蒸したり、加熱しても美味しく頂くことができます。シャキシャキの食感がたまらないレタス。ぜひ、お試しください!(ご本人の人相は、リラックマ似ということでご想像ください)

森田 昌 さん(森田園芸)

今週9月21日(水)から、新メンバーが登場します!路地野菜を中心に、通年直売所やスーパーなどと取引をしている『森田園芸』さんが新たにマルシェメンバーとして参加してくれることになりました。森田園芸さんは、お隣流山の農家さんです。マルシェに参加してくれる、若き後継者の森田昌(あきら)さんは、就農前はマルシェにも足を運んでくださっている飲食店で働いていた経験をお持ちの方です。現在は、お祖父さんとお祖母さんが主で行っている実家の農業を継承するべく、修行中です。なぜ、就農することを決めたのですか?とうかがうと、「自分がやならければ、畑が無くなってしまうと思ったから」という答えが返ってきました。森田園芸さんの圃場は、全て自宅周辺に隣接しており、いつ開発が進んでもおかしくない場所にあります。お祖父さん、お祖母さんが2人で管理を行っている圃場はかなりの面積です。これだけの面積に多種類の野菜を通年育てて販売することは、容易なことではありません。取材に訪れた際、作業中のお祖母さんに少しお話をうかがうことができました。「農家は1年中、休みなしだから」と笑いながら語りつつ、「うちのトマトは全国にファンがいるのよ」「昔からキュウリは自慢で、多少大きくなっても柔らかくてタネも少ないって評判なの」「今の時期、キャベツは難しいからトンガリキャベツっていう名前なのに、とんがってないの。でも、柔らかくて美味しいから生で食べて」などなど、野菜のことをたくさん話して下さいました。その言葉は、長年コツコツと地道に農作業を続けてきた方の自信が溢れていると感じました。「今はやりの野菜はないのですが、、、」と仰る森田園芸さん。カラフルで、目を引く珍しい野菜は目にも鮮やかで、お料理に対する興味を掻き立ててくれます。同時に、昔から食べ慣れた野菜も、食卓には欠かせません。どちらも大切です!持ち前の人懐っこさと、キラキラした目が印象的な昌さんが立派な後継者として育つ過程を、マルシェを通じて応援していければと思います。ぜひ森田さんの野菜を手にとって頂き、感想など頂ければ幸いです!今後とも、路地裏マルシェ共々、よろしくお願いいたします。

オクラ(沖山さん)

【畑レポート(1)・オクラ(沖山さん)】2016年7月28日路地裏マルシェでは、農家さん情報をこれまでもご紹介してきましたが、これからは個別の農家情報に加え、より詳しい畑の情報をお伝えしていきたいと思います。今回ご紹介するのは、沖山さんのオクラ畑です。今年は約8000本のオクラを栽培しているという沖山さん。生命力が旺盛なオクラは、半日で3センチほども成長することもあるそうで、とにかく収穫が大変らしく、朝小さかったオクラが、夕方には収穫適期のサイズに成長しているそうです。ちなみに、アフリカ原産のオクラは、現地では多年草なのだとか。(寒さに弱いオクラは、日本では1年草です)日本には、明治時代に入ってきたとされていますが、栽培が盛んになったのは昭和50年代以降になります。食物繊維が豊富で、ビタミン、ミネラル、カリウム、カルシウムなどにも富む、夏バテ防止に効果的な食材として知られているオクラは、お料理のジャンルを問わず人気が高い食材です。ちなみに、さっと湯がいておかか醤油で食べたり、生でも彩りが綺麗な花オクラは花を食べるための別品種のオクラで、一般的なオクラの花は食べても美味しくないそうです。また、3センチほどの若いオクラは、生でも柔らかく丸ごと提供できることから、飲食店の方にも人気が高いそうです。6月〜10月頃まで栽培されていますので、ぜひ色々なお料理に使ってください。

江種 宏 さん

【パクチー、バジルなどハーブ類】マルシェでは、主にパクチーを出品している江種さんは、今年で就農3年目になります。柏市の新規就農者研修制度を利用して、市内の農家で研修後に独立し、現在は旧沼南町の手賀地区で農業を行っています。現在は、年間を通してほぼ途切れることなくパクチーを栽培し、季節ごとにバジルなどのハーブ類も栽培しています。このスタイルに落ち着くまでは、多品目の栽培に取り組んだり、レタスの栽培に力を入れたりと、様々と試行錯誤を繰り返しながら、自分の農業経営のスタイルを模索してきました。柏市には、異業種から参入する新規就農者も多く、マルシェでもこれまで何人かの方を紹介してきました。土地と密接に結びつく農業という産業は、異業種から参入するには越えなければならない課題も多くあります。路地裏マルシェも、農業を志す新規就農者を支える場の一つになれるよう、農家の方々と一緒に一つ一つの課題に向き合っていきたいと思います。江種さんの話題に戻ります。就農前はエンジニアをされていた江種さんの畑は、管理が行き届いており、目に見えない秩序と安定感を感じます。もちろん、農業は計画通りにいかない部分も多いと思いますが、年間通じて安定的に一つの作物に取り組む農家の存在は貴重です。まだまだ自分の農業のスタイルを模索中と話す江種さんですが、江種さんらしい安定感を生かしたスタイルが確立されることを期待しています!ぜひ、マルシェで江種さんを見かけたら、理系の話題で盛り上がってみてください。